医薬品卸の管理薬剤師の仕事内容とは?転職する前に知っておきたいこと

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キメ子
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初めまして!キメ子( @kimeko01)と申します。こちらでは医薬品卸の薬剤師さんの仕事を解説します。

医薬品卸企業には、各営業所に一人品質管理を行う管理薬剤師が必要です。

薬剤師の中でもなかなか見かけないようなレアな職種でもあり、あまり馴染みがありませんが、残業が少ない場合が多く人気の職種です。

そんな医薬品卸の薬剤師について詳しく調べてみました。

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予備知識として医薬品卸売販売業について解説

卸売販売業とは、業として医薬品を、薬局開設者、医薬品の製造販売業者、製造業者若しくは販売業者又は、病院、診療所若しくは飼育動物診療施設の開設者などに対し販売等を行うための許可です。(引用:東京都健康安全研究センター

医薬品卸売販売業は「医薬品」のみを対象とした卸売販売業で、医薬機器を販売するためには卸売販売とは別の医療機器販売業という許可が必要です。

  • 原則としてすべての医薬品を扱える
  • 販売先は病院や薬局、その他の医薬品販売業者等
  • 各店舗ごとに必ず1人管理薬剤師を置く必要がある

 

代表的な医薬品卸売業者(2019年3月末売上高上位5社)

  • メディパルホールディングス
  • アルフレッサホールディングス
  • スズケン
  • 東邦ホールディングス
  • PALTAC

データ出典:http://suik.jp/greport?code=SM000500

 

医薬品卸の管理薬剤師の主な業務内容

特殊な業種なので仕事内容が不透明な医薬品卸の薬剤師業務ですが、主な業務内容を調べてみました。

 

1.医薬品の在庫管理・発注業務

医薬品卸の主な業務として、営業所内の在庫管理と物流センターへの発注業務が上がられます。

大量に発注をかけても不動在庫となり営業所の成績が悪化しますし、在庫を絞りすぎても卸している病院や薬局から不満を持たれていまいします。

そのため適正な在庫管理が求められる業務です。

キメ子
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ちなみに介護用品や病院で使う医療機器、薬局で使用する衛生材料の発注・管理も医薬品卸のお仕事です。

 

2.緊急安全性情報(イエローレター、ブルーレター)の対応

緊急安全性情報が出た時に、メーカーと協議をして適切な対応をするのも医薬品卸の仕事です。

緊急性が高いイエローレターが出た場合は、対象ロットが取引先に出ていないのか、すぐに回収するのか、情報提供に止めるのかをメーカーと協議して対応します。

ブルーレターの場合は、メーカーのMRが足りていない場合を除けば、メーカーさん対応で済めせることも多いようです。

 

3.勉強会の手伝いや調整

新薬の発売があった場合は、メーカーさんと協賛という形で勉強会の手伝いをするのも、管理薬剤師の業務です。

また病院の先生と関りを持つために、社内の勉強会に医師を呼び新規の取引先として開拓したりもします。

 

4.医薬品関係の説明・教育業務

  1. 営業担当者への医薬品の知識研修
  2. 病院内の薬剤部に出向いている担当者への在庫管理のアドバイス
  3. 病院や薬局に医薬品を卸す際に必要な説明を行う

上記のような説明を行います。

キメ子
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今回は3人の医薬品卸経験者から話を伺いましたが、業務は多岐に及ぶようです。

 

今回は取り上げませんでしたが、麻薬や覚醒剤原料の払い出しなどの書類に目を通して、管理薬剤師印を押すのも大事な業務です。

 

医薬品卸の管理薬剤師に興味のある方は、参考にしてみてくださいね。

 

医薬品卸の薬剤師の年収は400万~600万前後、薬剤師手当が少ないため年収は低め

医薬品卸の薬剤師は普通の一般企業の一社員という認識のため、年収が低いのが現状です。

薬剤師としての専門業務である処方監査、調剤、監査、投薬、薬歴記載などを行わないため薬剤師手当などもあまりません。

そのため年収は平均より、やや低めの400万~600万前後です。

年齢や経験が伴っていても、国立や私立の病院薬剤師とあまりかわらない年収になります。

医薬品卸は一般的な企業の一社員として位置付けられている為、高給取りではありません。

 

医薬品卸に転職するメリットとは?

年収が700万円を超える事は不可能に近いとされる医薬品卸ですが、転職するメリットとしてなにがあるのでしょうか。

1.残業が少なくプライベートを充実させやすい

医薬品卸の薬剤師はほぼ定時で帰る事ができるのでプライベートを充実させやすい事がメリットです。

定時出社で定時帰宅なので他の現場で働く薬剤師とは違い、就業時間が遅くなって不規則になったり、ストレスになったりという事がありません。

プライベートの時間を大切にしたいと思っている人には最大限のメリットだと言えます。

キメ子
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傾向として残業は少ないようですが、場所によっては残業や休日出勤が多い職場も存在するという情報もあります。

 

薬剤師一人で回している営業所も多いので、職場環境によって大きく変わるのが実情なようです。

 

2.福利厚生が充実している

医薬品卸で薬剤師を配置している企業というのは、大半が大企業なので福利厚生が充実しています。

その為指定の宿が割引で利用できたり、育児休暇や産休などの実績も豊富で退職金にも期待ができます。

長期的に考えると、福利厚生が充実している企業はメリットが多く、女性も働きやすい職場だと言えます。

 

3.幅広い医薬品の知識を習得できる

取引先の病院や薬局などに、薬のことだけではなく医療器具についてや日用品に到るまで幅広く聞かれる事が多く、様々な知識を習得する事ができます。

医療用医薬品だけではなく、日用品や疾患についても強くなくてはならない厳しい職業なので薬に対して勉強する事が多くなります。

 

医薬品卸に転職するデメリットとは?

医薬品卸に転職する際のデメリットとはどういうものがあるのでしょうか。

 

1.調剤業務が無いためキャリアアップに繋がらない

医薬品卸は調剤業務が無いため、学びのない仕事となってしまいます。

薬剤師として調剤業務をこなしながら、薬のスペシャリストとしてキャリアアップを目指すのであれば、物足りない仕事になる可能性があります。

 

2.転勤の可能性あり

医薬品卸会社は各都道府県に存在するので、異動を伴う事があります。

企業に務める薬剤師は一般的な企業と待遇が同じ扱いになるので、基本的に転勤を断る事はできません。

卸企業の薬剤師は全国的にも不足しているといわれているので、地方から地方へと転勤を求められる事もある可能性があります。

家庭をもっている方は異動に対して柔軟に対応できずらいため、ストレスに感じるかもしれません。

 

3.給与はどうしても低い

数ある薬剤師業種の中でも給料が安いとされる病院薬剤師と同等か、それ以下の給料である場合があります。

病院薬剤師は残業がある為その分給料も高くなりますが、医薬品卸はほぼ定時で帰る為残業手当がない分低くなります。

また管理薬剤師であっても、他の業種より薬剤師手当が低い傾向があります。

一般の会社員とは違い、薬剤師としての資格を活かしながら平均よりも高い年収を望んでいるのなら不満が出てくる可能性があります。

 

医薬品卸の薬剤師に転職する際のポイントとは?

医薬品卸の薬剤師へと転職する際に気をつけておきたいポイントなどをまとめました。

1.医薬品卸の求人は非常に少ない or 通えない可能性が高い

基本的に医薬品卸の求人は非常に少ないです。そもそも大手でも募集をしていないことも多いです。

また近所で医薬品の物流倉庫や、中小の卸会社をみかけた事がある方も少ないかと思われます。

その事からもわかるように、中小の医薬品卸の求人はほぼありません。

仮にあったとしても、自宅から通える範囲じゃなかったりなど、非常に厳しい条件になります。

 

2.複数の転職サイトに登録して求人数をカバー

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企業の求人数が多い

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非常に企業数と求人数が少ない医薬品卸の薬剤師案件は、複数の転職サイトに登録して情報を集めるのが得策です。

中には非公開求人などもあり、企業と直接繋がって求人を獲得しているサイトがあります。

レアな求人なら特に転職サイトを活用する事をオススメします。

 

3.調剤未経験の薬剤師は医薬品卸は止めたほうが良い

40代にもなると調剤未経験での転職はかなり困難になります。

数ある薬品名を覚えるのが困難であったり、配属先が選べない、転勤に対応できないなど40代を過ぎると柔軟に対応できないと判断され、採用されなくなります。

若いうちにしっかりと調剤経験を積んだのち医薬品卸に転職すると、その後の転職や定年後の働き方も未経験よりはスムーズになります。

医薬品卸の前に経験を積まないと、この先調剤経験を積む事が難しくなるので、若いうちには調剤経験を積む事がベストです。

 

医薬品卸の仕事はデメリットも多い!よく考えて転職しよう

医薬品卸は調剤経験などのスキルアップが望めません。

あくまで企業の会社員という扱いなので、薬剤師としての今後を考える際に次を目指す事が難しくなります。

比較的安定して収入が得られ、定時で帰りやすく、福利厚生がしっかりしているなどのメリットがあります。

これまで調剤経験を積んできたのち、転職したい方には非常にオススメです。

デメリットも多く存在するので、転職を考える際にはよく考えてキャリアコンサルタントなどに相談しましょう。

 

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またキャリアコンサルタントの質にはバラつきがあります。

今後のキャリアに影響を与える大事な要素なので、複数サイト登録をしてコンサルタントを比較しましょう。

それと転職活動が正解ではないケースもあります。あえて転職せずに、今の職場で努力する選択肢も忘れないでください。

情報の正確性には細心の注意を払っていますが、間違っている情報があればコメント欄で指摘して頂けるとありがたいです。

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